2024.10.29 #日常のこと
子どもの頃から好奇心が旺盛で、いろんなことに興味を持ってきました。
田舎に生まれ育ち、幼少期にはまだインターネットもあまり普及していなかったので、
絵本や本を読んで見た事のない世界を想像してはワクワクしていたのを覚えています。
特によく見ていた宇宙の図鑑や世界の伝記、ファンタジー小説にはとても影響を受けました。
本の中の偉人たちは私にいろんなことを教えてくれました。
目を瞑り、頭の中でイメージを描くと、世界中どこにだって行けたし、
宇宙飛行士にも魔法使いにも、何にだってなることができました。
大人になった今も“ワクワクする気持ち” を大切にしているのは、
そんな子どもの頃の体験が今でも忘れられないからだと思います。
とはいえ、20 代の頃は福祉の仕事に携わり、仕事も趣味もそれなりに充実した日々を送りながらも
子どもの頃のワクワクする気持ちを思い出すことは少なくなっていました。
26 歳の時、仕事を辞めて半年ほど海外を旅しました。
いろんな文化に触れ、いろんな人の生き方に触れ、
小さかった自分の世界が広がった感じがしました。
見た事もない食べ物、聴いた事もない音楽、息を飲むほど壮大な景色…
世界には知らないことがたくさんあって、とても心が躍りました。
この体験をきっかけに、自身の生き方や働き方について考えることが多くなりました。
「旅するように暮らしたい」
そしていつしか強く憧れを抱くようになり、
30 歳の時フリーランスのクリエイターとして独立をしました。
人はワクワクすると、体温が0.1℃〜0.3℃上昇すると言われています。
その他にも脳の活性化、ストレスの軽減、やる気の向上など
単に楽しいだけではなく、私たちの心身にも良い影響を与えるそうです。
子どもの頃ワクワクしていた空想の世界。
私が表現しているのは、あの頃思い描いていたカラフルであたたかな世界です。
夢中になって表現することは作品に宿る温度になります。
そしてそれは見る人に伝わると信じています。
見る人の体温をほんの少し上昇させ、ワクワクする気持ちを共有する。
ワクワクすることは人生をより豊かにしていくために大切なことだと思うのです。
これからも、ワクワクと感動をお届けできるような
デザインを創り続けていきたいと思っています。